オーディション | ひいろんＢＬＯＧ

オーディション

| 2008年10月24日(金) |

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【キリキリキリ…】

怖い邦画…って事で話は聞いていましたが
これまた富江シリーズと同じく鑑賞する機会を逸してしまっていた作品。。
たまたま行き付けのレンタル店に処分品のVHSがあったんで…
買っちゃいました♪

オーディション
村上龍
パイオニアLDC 2000-11-24

by G-Tools

【ストーリー】
７年前に妻を亡くして息子と暮らしていたビデオ会社社長青山（石橋凌）は、新作ビデオのヒロイン・オーディションから再婚相手を捜そうとする。
応募者のなかにいた麻美（椎名英姫）に目が止まった彼は、身元の不確かな彼女にどんどんのめり込んでいったのだが…。

出演: 石橋凌,椎名英姫,沢木哲,國村隼,石橋蓮司

監督: 三池崇史

原作: 村上龍

以下、ひいろんの感想です☆ 妻と死別した主人公が、映画のオーディションを利用して再婚相手を捜す…

応募者の中の一人である謎の女性に心惹かれ…

前半～中盤にかけては、まったりとしたラブストーリー風。。

そして終盤に向けて一気にサイコホラーへと変貌を遂げる展開は見事です。。

主役である石橋凌の演技はもちろん、前半導入部での國村隼とのやりとりはさすがに上手い☆

それにも増して恐怖パート(?)を担う麻美役の椎名英姫の怪演が見事でした♪

彼女の発する細い声で奏でられる『キリキリキリ…』は、かなり背筋が寒くなるくらいに上手い作りになってます。。

と、正直悪くない…んですけどね。。。

う～ん…

一言で言うと。。。

非常に惜しいサイコホラーですな(^^;

前半のラブストーリーにしても終盤のショックシーンにしても。。。

もう一つ…なにかが欲しいんですよね。。

前半の二人があっさりと結ばれる展開は、何かあるんじゃないの？？
と、勘ぐらずにはいられませんで…
（まぁ、何かあるにはあるんですけど。。。）
いや…むしろ前半のラブストーリーパートはもう少し割愛しても良かったのかもしれません…

あと、中盤～終盤へ繋ぐシーンで使われる現実とも幻想とも取れる曖昧な展開。。。

あれがある事で、リアル感が薄れてしまったというか…
彼女の狂気への理由付けが曖昧になってしまったというか…

そのおかげで終盤のシーンが直接的な痛みの怖さのみになってしまった様な気がしました。。。

まぁ、この辺に関してはひいろんの理解力が乏しいのかもしれませんがね。。。
なんというか…少々手抜きに感じちゃうんですよね。。。

キャスティングや役者陣の演技が素晴らしかっただけに…
惜しい作品でしたね。。。

色々書きましたが…
面白い作品だったからこその欲張りな要望なんですけどね。。。

[2008/12/9追記]
現在プレミアム価格が付いてるＤＶＤですが。。
再販するみたいですね♪