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忘れられないメル友
あとで読むはてなブックマーク - 忘れられないメル友 | 2004年06月14日(月) | 8 | 0 | 記事編集
実は…
この話は昔日記に書かせてもらったり
ホムペの『駄文』へUPしたりした物なんですが。。
ちょいと思う事あってこちらでも紹介させてもらおうかと…
少々長い文章ですが、時間がある時にでも読んでもらえたら幸いっす☆
ひいろんには、忘れられない人…



っつ〜か、メル友さんが居る…

彼女は当時27歳…

兵庫県に住んでるごくごく普通のOLさんで

俗に言う「出会い系サイト」のメル友募集で知り合った…

ひいろんは当時サイトにハマっていて…

…っても、会ったりHするのが目的じゃなくて

色々な人(女性)と色々な話が出来て

それが楽しくて…って感じなんだけどね♪

ま、色々な人居て色々な事あったけど…

メル友さんだから住んでる所は何処でも良かったし

彼女もこちらが既婚者である事分かった上で

メル友として色々な話メールでやりとりするようになった…

彼女は、ざっくばらんに色々話してくれた…

彼氏の事・仕事の事・家族の事…

とても素直で、頑張り屋さんで…

今の仕事が結構ハードだったらしく、転職の為に資格の通信教育受けたりしていた…

ひいろんにはない一生懸命さに異性として…

ってより人間的に魅力を感じていた

趣味の映画の話題で盛り上がったり…

で、毎日メールのやりとりをしていた…

メール自体は、朝と夜

たまに昼間仕事の合間に来るくらいだった

今年の初め頃、彼女から体調が悪いってメールが入るようになった…

親元離れて一人暮らしだったんで心配になる…



なんでも…

仕事がかなり忙しいらしく、体調崩したらしい…

他にも新しく事務員来たのだけど、キツイ仕事の為に辞めてしまうらしい…

責任感の強い彼女は、体調崩しても仕事続けていた

他の事務員が辞めてしまう事で

彼女の仕事は、忙しさを増すばかりであった…

ある日、インフルエンザと結膜炎併発し…

急遽入院する事になった…ってメールが来た

病気も心配だったけど、とりあえず無理して働き続けるより

病院で養生した方が安心だと思った

基本的に病院は携帯NGだから、彼女からのメールも2日に1回くらいになった…

彼女のメールによると、病院にパソコン持ち込んで

在宅ならぬ在病勤務しているらしい…



心配になったが、近いうちに退院出来そうとのメールに安心していたのだが…

その頃から、暫らく彼女からのメールが途絶えてしまう…

何かあったのかな?

って気持ちと、もしかして退院して元気になったんだけど

もうひいろんとのメール終わりにしたいから、返事来ないのかな?

とか考えながらも、4日に1通位の割合で、こちらからメール送ってみる…

そして…

「もしも、ひいろんからのメールが迷惑だったら、はっきり言ってね」

…とメール送ってみた

すると、その日の夜彼女から返事が来た…



メールによると…

『退院前の検査で、大分良くはなったんだけど

もう少し様子みたいって言われて…

今はナースステーションの隣の部屋に移ったんで、あまり隠れてメール出来ない…

決してひいろんとのメールが嫌になった訳じゃないから…』

…って内容だった



自分の身勝手な発言が、すごく恥ずかしく思えた…



その後何日か間空くものの、彼女からのメールが来るようになった

しかし…

バレンタイン・デーのグリーティング・メールを最後にまたメールが途絶えてしまう…


あの時の

『ひいろんのメール楽しみにしてるよ♪元気もらってるからね♪』

ってメールを信じて、彼女に一方的にメールを送り続けた…

さすがに返事が来ないから、頻繁に送ると迷惑かな?

と、思い…1週間〜10日に一度の、お見舞いメールになっていった…

ホワイトデーには、お返しのグリーティング・メールも送った…

しかし、彼女がそのメールを開く事はなかった…




それから半月した頃…

4月10日彼女のアドレスからメールが届く…




久しぶりのメールに胸踊ったが…

それがすぐに絶望へと変わった

メールには…


『姉は3月26日に亡くなりました。

最後までメル友を続けて頂きありがとうございました。』

と、書かれてあった…

あまりのショックで、しばし呆然としてしまった…



信じられなかった…

彼女は‥

『大丈夫♪もうじき退院できるからね…』って言ってたのに…

まだやりたい事たくさんあるって言ってたのに

…顔も見た事のない、声も聞いた事のない…

メールだけの相手なのに…


涙が止まらない…


悲しい気持ちと同時に

彼女が生死の挾間にいる時

彼女亡くなって辛い思いしている家族へ

迷惑なメール送り続けた自分の愚かさ…

自分自身にも苛立ちを感じた…




そして…

『知らなかったとはいえ、迷惑なメール送り続けまして大変失礼しました。

彼女の冥福を心からお祈りします』

と、ラストメールを返信した。


【おしまい】
2004年06月14日(月) 20:19 | 駄文 | 8 | 0 | 記事編集
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comment by: じゅじゅ
私なら…
辛いときに、自分の存在を思って心配してくれる人がいるというのは嬉しいと思います。
病気の中にいるとたとえ、まわりに人がいても孤独になる。
答える元気がなくても嬉しかったって思います。
 
2004年06月14日(月) 21:28
comment by: ひいろん
[じゅじゅさん]
>答える元気がなくても嬉しかったって思います。
もしも彼女に、そんな風に感じて貰えてたなら…
嬉しいですね☆
 
2004年06月14日(月) 21:50
comment by: デンデン
なんか、せつない話ですね。

でもひいろんさんから元気もらって
彼女はうれしかったでしょうね。

病気にならないとわからないかもしれないけど
普通な生活が幸せなんでしょうね。
 
2004年06月14日(月) 22:15
comment by: ひいろん
[デンデンさん]
そうですね…
平凡な生活が一番幸せな事だったりするのかも…ですよね☆

この話には、色々な思いや伝えたい事を込めて書いてたりするんで…
たくさんの人に見てもらって、何か感じていただければ…
なんて思ったりします☆

なにより、彼女が存在した証として…

ま、ひいろんの勝手なエゴなのかも知れませんが…ね。。。
 
2004年06月14日(月) 23:59
comment by: こーにょ
自分もメル友として離れた場所に住んでいる方と何人か連絡を取り合ったことがあります。すぐ連絡が途絶えた人から、今でも続いている人と様々ですが、もう4年近く続いている人もいますし。励ましたり、励まされたりです。
メールといえども気持ちはしっかりと伝わるのではないのでしょうか。彼女にもひろいんさんの“気持ち”はしっかりと伝わっていたと思いますよ。
 
2004年06月15日(火) 00:53
comment by: lala_shun
なんて言って良いか分かりませんが、読んだ報告を。

とても、ココロに沁みました。
 
2004年06月15日(火) 02:23
comment by: 天使の羽根
彼女がひいろんさんからのメールを開くことが出来なくても、ひいろんさんの優しさとか暖かい気持ちは彼女に伝わっていたと思います。
見も知らない、ただメールだけの繋がりであったとしても、ひいろんさんが彼女のことを本当に心配してたのは嘘ではないと思うから。
もし私が彼女なら、きっとそう思えます……。
 
2004年06月15日(火) 03:23
comment by: ひいろん
[こーにょさん]
どもども。。

>メールといえども気持ちはしっかりと伝わるのではないのでしょうか。
そ〜ですよね☆
たかがメール。されどメール…ですよね(^▽^

4年も続いてるメル友さん居るんですね♪
良い関係が築けるのは、やっぱ
こーにょさんの人柄の良さがあるからですよね☆

[lala_shunさん]
報告ありがと〜ございます♪
ちなみに、彼女が亡くなって早くも2年が過ぎてたりします。。

[天使の羽根さん]

>もし私が彼女なら、きっとそう思えます……。

ありがとうございます。
そう言ってもらえると救われます☆
彼女とのメル友だった期間は短かったですが、色々な事を教えてもらった気がします。
 
2004年06月15日(火) 15:15
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