【慟哭】
ここん所、県外への出張が多く。。 東名高速道路の集中工事のおかげで新幹線&電車移動の日々なひいろんです(^^; っつ〜事で(?)こんな長編小説でも読めちゃいました…爆 連続する幼女誘事件の捜査が難航し、窮地に立たされる捜査一課長。若手キャリアの課長を巡って警察内部に不協和音が生じ、マスコミは彼の私生活をすっぱ抜く。こうした状況にあって、事態は新しい局面を迎えるが……。なんだかタイムリーな感じもしますが… 作品自体は1993年のモノです。 以下感想です。。 本の帯に… 『かなりの仰天トリックが…』 なんて書かれてあったので、長編でありながらも期待満々で読みました。。 本編は、幼女誘拐事件を追う敏腕キャリア組の捜査一課課長(だけではないですけど。。)と、幼女誘拐犯人である『彼』と描かれる人物の物語が並行して描かれてます。。 捜査に行き詰まった上にマスコミに私生活ゴシップをすっぱ抜かれ…窮地に追い込まれる捜査一課長佐伯… 生きる希望を失い、宗教によって心の穴を埋めようとしていく松本… 物語全体的に言える事は、全てがリアルに描かれている…って事です。。 キャリアとノンキャリアの警察内での派閥… マスコミと警察の関係… いかにも説得力がありそうな宗教団体… そのリアルさは本編の後に著者が 本作品はフィクションである… と、わざわざ追記されてる事からもそれは解ります。。 そういってリアルな読み物としては、面白く読ませていただきましたが… 肝心のトリックは… 期待した分だけ肩透かし…かもです(^^; 途中でトリックが解っちゃった…ってのが原因なんでしょうけどね。。 |